通貨安競争の弊害
こんにちは しろふくろうです!
昨日の日銀会合は無風というか無策ということばが当てはまるような感じでした。
これ以上緩和をするにはのりしろがなく、仮にマイナス幅を拡大しても、ドル円で見ると金利差は縮小の方向に向かうというのが見方ですから、流れ的には円安には向かいにくくなりましたね。
あるデーターで見ると、1990年台から20年ほどで世界中の通貨の供給量が4倍ほどに上昇したようです。
つまり通貨の価値が1/4になったと考えると、株などは相対的に4倍になるのが普通です。
要するに株が上がったということもありますが、通貨の下がった分が株価の上昇に見えるという考え方です。
それでみると、米株は通貨供給の上昇と比例していますが、日本株は圧倒的に通貨供給が反映されていないですね。
まあ円が相対的に強いという見方も出来ますが、通貨安が引き起こす流れはこのようなイメージです。
チャートは金チャートの2000年からの月足の変化です。
チャートはMT4で金や株もトレードできるBigbossのMT4。
金は絶対量がある程度決まっていると言われるので、エンやドルのようにいくらでも刷れるものではありません。
この間200ドル台から2000ドルまで上昇し、今は1400ドル付近です。
先ほどの計算からすると、やや金が高すぎる傾向ですが、このまま緩和が続くとすると金が再度上昇トレンドに入る可能性も出てきました。
あとは、仮想通貨という話もありますが、仮想通貨(ちょっと古い呼び方ですがこのほうがピンとくるので)は国家や金のような担保がありませんので、最後は通貨の代替にならないと思っています。
では為替はこのまま単純なレンジなのか?
そこには違う見方がありますので、また機会がある時にでもご紹介したいと思います。
まずは今日のFOMC、そして金の価格に注目したいと思います。
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