ドル円 値幅観測論
こんにちは しろふくろうです。
昨日の日銀会合は無風で終わり、ドル円はわずか29ptの日足NR7が発生しています。
一方ユーロドルはあいかわらず乱高下で上値はあいかわらず1.1733に届かずはね返され、こちらも値動きは荒いものの値幅は小さく2日連続のNR7(NR7-2)となっています。
今日はドル円日足チャートで値幅観測を確認してみたいと思います。
コンテンツを準備中のセッションFXの実戦編で利食い値の設定に一目均衡表の値幅観測論を使います(コンテンツはもう少しお待ちください)。
私は一目均衡表の「値幅観測論(予測計算値)」の考え方を使って、利食いポイントを計算しています。
一目均衡表の値幅観測論には「V計算値」「N計算値」「E計算値」「NT計算値」の4つがありますが、一目均衡表の研究にもあるようにNT計算値は稀にしか出現しないので、「V」「N」「E」の3つの計算値を主に使います。
それぞれの計算方法とイメージです。
プライスアクションが利食いの優先ですが、エントリーと同時にこれらの目標値を計算しています。
トレンド方向へのエントリーが成功した場合、しっかりとしたトレンドにつながれば事前に決めた手仕舞いポイントで利食いできる確率が高まります。
とらぬ狸のなんとやらで、目標値に達しないこともありますが、目論見通りにチャートが動いて事前にきめた手仕舞いオーダー(リミット・オーダー)で利食い出来た時の達成感は格別です。
さてドル円日足チャートを見てみましょう。
A-B-Cを109.77−111.82-110.38の3点で計算したN計算値が112.43、V計算値が113.26となります。
昨日の高値が112.45でCからの距離が207ptとなりほぼN計算値と合致しました。
一旦のチャートポイントに到達し、昨日は上値の重さを感じる極小レンジの陰線となっています。
もう一つプライスアクションの視点で見てみましょう。
①②③のプライスアクションで110.38が安値となり、そこから昨日の高値まで9営業日の上昇となっています(一目均衡表の数え方では110.38を含めてローソク足を数えます)。
これだけでドル円を売るのは早計ですが、昨日のフラクタルポイント112.16を下抜けると、一旦112.45が高値となる可能性に注意しておきたいところです。
個人的には昨日の日銀会合でさんざん緩和緩和と叫んだにも関わらず、ドル円が上げれなかったのは上昇の力が弱まっているのかな?と感じます。
本日もよろしくお願いします。