デイトレードで損失を限定する
こんにちはしろふくろうです。
先週は5セッションについてまとめてきましたが、今日は実戦編のコンテンツの一部から、なぜデイトレードを行うのか?をちょっと週末のコラムにしてみました。
トレードでコントロールできるのは損失の限定だけ
トレードで安定して収益を上げるには「基本的なルールに従って、利を伸ばし、損切りを躊躇なく行う」ことにつきます。
セッションFXトレードでも考え方は同じですが、ハイレバレッジのトレードを行う上でもっとも大切なことは「時間軸を短くして、1トレードあたりのリスク(損失)を限定すること」です。
利益はどのくらいになるかを自分では決めれませんし、トレンドをコントロールすることは出来ませんが、唯一損失だけは事前にポジションを持つ前から限定(コントロール)することが可能だからです。
そしてもう一つの理由として、短期トレードでは100pt以上の大きな損失はたった1度でも命取りになる事があります。
投資で長く勝ち残るには利食いよりも、損失の限定が重要なのです(何事も起こりうるというトレードの世界では私たちできることはこれしかありません)。
そして、損失の限定を行うという点において、レバレッジが高いトレードではポジションサイズの決定が非常に重要になります。
つまり、ポジションサイズの決定(コマの上げ下げ)を行い損失を限定するということが、短期トレードで成功するために最も大切なことです。
逆にそれさえ守れれば、トレードの技術は時間とともに精度が上がっていきコンスタントな収益に結びつきます。
勝てるゲームにだけ参加するということを考える
もうひとつ、大切なことは全てのゲームに参加しないとういことです。
これはカジノや競馬などのギャンブルで勝つためのテクニックと同じです。
カジノは胴元にわずかだけ有利(プレイヤーが負ける)なように、全てのゲームが設定されています(競馬はとっても胴元が有利です)。
つまり確率的には長くやればやるほど、ある程度の割合で胴元が有利になります。
私たちがカジノで勝つためには(負けないためには)、全てのゲームに参加せずに流れがあるときだけ賭けるということが大切です。
でもこれがなかなか出来ないからカジノが儲かるんですよね(笑)。
人はゲームに参加しないと機会損失(もしやっていたら勝てたかもしれない)を考えてしまうのです。
カジノほどではありませんが、FXは月曜から金曜まで24時間休むことはありません。
つまりいつでもトレードをするチャンスがあります。
私自身、昔は一日中トレードのことを考えていました。
夜遅くの米国の経済指標を見たりすると、遅い時間までついついトレードをしてしまい、寝不足で集中力が落ちてしまいありえないようなミスをしてしまうことも度々ありました。
オーバートレードをしたり、損切りを取り戻そうとリベンジトレードをしてしまうのは、脳が疲れて「ウイルパワー」が低下してしまい、「自己コントロール」が出来ないときなんですよね。
AIなら疲れは知りませんが、私たちは睡眠も取らなければなりません。
ある程度割り切って、トレードをする時間と全く相場のことを忘れる時間のメリハリが必要です。
そこで辿り着いたのがセッションFXトレードです。
セッションFXトレードなら独自の時間のルール=5セッションを使って、どのセッションで勝負するかということを事前に決めることが出来ます。
最終的には、いろんな通貨ペアに手を出さず、自分が勝負する「局面」を限定し、「局面のスペシャリスト」となることがコンスタントに収益を上げるポイントだと考えます。